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福山商工会議所では、急激な円高により福山市内の輸出関連企業等への影響が懸念されることから、その実態を把握して、より実効性のある経済対策等の基礎資料とすることを目的に円高に関する緊急アンケート調査を実施した。
1.調査概要
調査時期:平成22年10月20日(水)〜10月29日(金)
調査対象:福山商工会議所会員などのうち貿易関連製造業を中心とした企業197社
調査方法:FAXによるアンケート調査
有効回答:47社(製造業37社、卸売業10社)(有効回答率:23.9%)
2.調査結果の概要
問1.円高による影響について
(1)今回の円高による影響
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企業数 |
構成比 |
| 1.大いに影響あり |
27 |
57.40% |
| 2.多少影響あり |
14 |
29.80% |
| 3.影響なし |
4 |
8.50% |
| 4.わからない |
2 |
4.30% |
57.4%の企業が「大いに影響あり」と回答している。「多少影響あり」(29.8%)も加えると、全体の87.2%の企業が何らかの影響を受けている。
「影響あり」と回答のあった企業41社のうち、「マイナスの影響」が34社(82.9%)、「マイナス、プラス双方の影響」が6社(14.6%)となり、「プラスのみの影響」の企業が1社あった。
(2−1)具体的影響内容(複数回答)
「影響あり」と回答のあった企業41社の具体的な影響内容についてみると、「.取引先からの受注減」(26社、63.4%)、「.取引先からの製品(受注)価格の引下げ要請」(24社、58.5%)、「為替差損」(8社、19.5%)といった影響を指摘している。「その他」としては「輸出、輸入の両方あり影響複雑」、「一部で差益あり」とする「マイナス、プラス双方の影響」のある企業が回答している。
(2−2)円高に対する対応策(複数回答)
「影響あり」と回答のあった企業41社の具体的な対応策についてみると、「固定費の削減」(18社、43.9%)に続いて、「海外調達の増加」(3社、7.3%)、「海外進出・生産の増加」(3社、7.3%)、「販売価格への転嫁」(2社、4.9%)といった対応が取られている。
一方で、「特になし」(11社、26.8%)との回答も多く、急激な円高進行に対応が遅れている状況がうかがえる。
問2.為替想定レート
企業の今年度業績見通しにあたる為替レートは、「90〜95円」を想定している企業が多く、回答のあった企業の約6割弱にあたる57.1%が同レートを想定している。
各社想定レートの変更については慎重な姿勢が見られるものの、この間すでに想定レートの変更を行った企業の回答をみると、「85円」へと変更した企業の割合がやや多くなっている。しかしながら、今回の円高はそうした想定をも超える勢いで進展していることがわかる。
問3.最近の為替レートが継続した場合の業績への影響
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企業数 |
構成比 |
| 1.非常にマイナスの影響がある |
27 |
57.40% |
| 2.ややマイナスの影響がある |
13 |
27.70% |
| 3.ほとんど影響はない |
2 |
4.30% |
| 4.影響はない |
2 |
4.30% |
| 5.ややプラスの影響がある |
3 |
6.40% |
| 6.非常にプラスの影響がある |
0 |
0.00% |
最近の為替レートが今後も継続した場合、57.4%の企業(27社)が「非常にマイナスの影響がある」と回答している。「ややマイナスの影響がある」(13社、27.7%)も加えると、全体で85.1%の企業が「マイナスの影響がある」としている。
一方で、2社が「ほとんど影響はない」、2社が「影響ない」、また、3社が「ややプラスの影響がある」と回答している。
「業績への具体的影響(複数回答)」に回答のあった27社をみると、「受注減」18社(66.7%)、「売上げ減」5社(18.5%)、「取引先の値下げ要請」4社(14.8%)、「設備投資減少、凍結」3社(11.1%)、「価格値下げ」3社(11.1%)、「会社存続の危機」2社(7.4%)、「事業縮小」2社(7.4%)と続くが、「海外製品調達はプラス影響」とする企業も1社(3.7%)あった。
問4.政府等に望む円高に対する支援策などの要望・意見
急速な円高に対して企業努力だけでは対処が困難であるだけに、現在の政府の対応への不満、また、今後の政府の対応・支援策への期待などの意見が多かった。
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