「少女たちの羅針盤」映画製作の現場から【後編】TOP > 「少女たちの羅針盤」映画製作の現場から【前編】TOP> 第15話

【前 編】
 第1回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」で優秀賞を受賞した水生大海さんの小説「少女たちの羅針盤」の映画化が決まり、昨年(2010年)6月末から7月末にかけて、福山市内全域でロケが敢行されました。
 その折、福山商工会議所から地元支援スタッフとして参加した 職員・片岡 達樹 が経験した、感動と笑い、そしてちょっと大変だった48日間の物語を映画公開まで毎週お届けします。
文責:片岡 達樹)
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■第15話■
やっちまったよ〜!
update:2011.03.31
 7月15日の夜、商店街でのロケです。

 この商店街には馴染みのお店がありますので、ちょっとの合間「休憩時間」と勝手に決め込み、ビールを一杯。

 ビールは一度に多くは飲めませんが、一日中暑い屋外で動いていますので、美味しさのあまり二杯に。そして、ついには料理を注文し焼酎まで飲み始める始末。

 午後8時頃、もうロケは終わっているだろうと思い、外の様子をうかがうと、白熱しています。

 外に出て発見されるとマズイので、終わるまでの時間かせぎのために店内に引き返し、さらに飲み続け、ボトル一本をキープしてしまいました。そして2時間後の午後10時頃、外の様子をうかがうと、白熱が継続しています。

 意を決しお店から出て、ロケ現場とは反対の方向に歩いていると。。。

 こんな時は、そんなものです。地元支援スタッフと鉢合わせ。私の目を見据え「飲んでいらっしゃいますね」と言われてしまいました。そう言われると、、、満面の笑みを浮かべ「飲んでいますよ。お疲れさまでした」と答え、その場を離れるしかありません。しかも、堂々と!!

 翌朝、スタッフルームで聞いてみると、ロケは午前3時まで続いたとのこと。その頃、私は夜中の心地よい夢の中。

 私は存分に眠ることができましたので、スッキリした気分で、翌日のロケに向かうことができました。

 でも、少しは「失敗したな〜」との思いもありましたが、翌日も仕事を続けなければなりませんので、何ごともなかったのごとく、、、開き直りの境地だったのです。


 
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次回のお話 ■第16話■ 「『音』との戦い」
4月5日(火)UP予定

【少女たちの羅針盤】
 「羅針盤」という名で注目を集め始めた女子高校生4人の演劇ユニットで起きた事件。事件の真相が4年後、明らかになる。

【関連サイト】

 ・少女たちの羅針盤公式サイト

 ・ばらのまち福山ミステリー文学新人賞
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