「備後地域商工会議所新事業アワード2019 受賞企業決定」のお知らせ


 
備後地域商工会議所新事業アワード2019
受賞企業決定
 

 
 

備後地域の商工業の発展を目的に、新商品・新技術等の開発や独創性や市場性などがある新事業に取り組む会員企業を表彰するため、備後地域商工会議所(井原・笠岡・福山・府中・尾道・因島・三原・竹原)の初の共同事業として実施した「新事業アワード2019」の受賞企業が決定し表彰式を開催しました。
 
製造業部門14件、商業・サービス業部門10件の応募の中から、厳正な審査の結果、製造業部門の大賞に、㈱タテイシ広美社、優秀賞にシーピー化成㈱・㈱内海機械が、商業・サービス業部門の大賞に㈱アクセ、優秀賞に㈱八天堂・弓場汽船㈱が選ばれました。
 
表彰は、2月27日(木)にビジネス交流フェアの中で行われ、賞状・楯・副賞(大賞賞金30万円)が贈呈されました。大賞を受賞された、㈱タテイシ広美社の立石社長は、「看板を通じて、お店づくりやまちづくりに貢献し今後も地域の発展の一役を担っていきたい。」また、㈱アクセの高垣圭一朗社長は「当社だけではなく、他のデニム事業者やデザイナー三位一体でとれた賞です。備中備後のデニムを世界にアピールしたい」と受賞の感想を述べられました。
 

製造業部門

<大賞>

事業所名 株式会社タテイシ広美社
(府中市河南町114)
事業名 屋外用電子ペーパー表示機
防水筐体技術を活かした屋外対応の電子ペーパー表示機の製造・販売。
電子ペーパーの為、低消費電力と高い視認性がある。軽量であることから、特に災害時用途に適したデジタルサイネージとして注目される。
 
【受賞理由】
電子ペーパー表示機事業は省電力で視認性も良く、実績もあがっている。またバス停の時刻表等への応用利用も実験的に始まるなど様々なシーンで活用可能であり、貴社の情報を形にして発信していく事業は今後も大いに発展していくものと高く評価できる。
 

<優秀賞>

事業所名 シーピー化成株式会社
(井原市東江原町1516)
事業名 プラスチック容器「強嵌合」
はずれにくく開けやすい、プラスチック食品容器の蓋体と本体との嵌合部を深くする新しい嵌合方式の形状とする「強嵌合」シリーズを開発。

【受賞理由】
アイデアがシンプルかつ革新的で機能性も高く、その製造技術も高い。また、製品アイテムも豊富で様々なバリエーションに展開可能であり、近年の内食志向の高まりから今後も様々なシーンで利用されて経済効果も期待出来る。
 
事業所名 株式会社内海機械
(府中市鵜飼町743-1)
事業名 「単品・超短納期」加工サービス
「独自の人材採用・育成システムで少数精鋭による多能工化の実現」、「5S活動、3定、16大ロス改善をPDCA化し、ムダ・ムラ・ムリの徹底排除」、「高精度な新設備導入により、従業員の技術力・モチベーションの維持・向上」に積極的に取り組み、単品で受注し3日以内に納品する体制を構築。現在は、『単品・超短納期』に特化し、工作機械部品を主力に、医療機器部品や食品工場の機械部品などに製造範囲を広げている。
 
【受賞理由】
中小製造業の生命線である短納期・多品種・小ロット生産を実現していくビジネスモデルであり、また地元企業の見学会も受け入れるなど貴社の現場力は今後も地域経済活性化に大いに貢献するものと高く評価できる。
 

商業・サービス業部門

<大賞>

事業所名

株式会社アクセ
(尾道市久保一丁目8-1)

事業名 備中備後ジャパンデニム
福山市の「備中備後ジャパンデニム」のPR事業に参画し、備中備後圏域のデニム産地PRを目的としたデニムブランドを設立。同ブランドのデニム製品を著名デザイナーと共同開発。国内外に向け産地のPR・ブランディングを図っている。
 
【受賞理由】
備中備後ジャパンデニムプロジェクト事業はデニム商品を著名デザイナーと共同開発し国内屈指の商業施設や海外展示会にも積極的に出店するなどブランディング活動が非常に高く、また当事業の発展は地域産業や地域の知名度向上にも貢献していくものと大きく期待されました。
 

<優秀賞>
事業所名 株式会社八天堂
(三原市宮浦3-31-7)
事業名 参加体験型カフェ「八天堂カフェリエ」
広島空港前に「食」を核としたにぎわいの拠点として八天堂カフェリエを設立。施設内には、カフェやパン作り体験工房、販売店舗を設け、隣接する工場では、くりーむパン製造の工場見学ができる。また地域イベントを行いコミュニティー空間の提供をしている。市の認可事業所内保育園を同敷地内に設置し、社員が安心して働ける環境づくりにも積極的に努めている。
 
【受賞理由】
「食」を核としてにぎわいの拠点となり、八天堂ブランドとの相乗効果により成長も見込める。また敷地内に保育園を設置するなど安心して働ける職場づくりへの取組も高く評価されました。
 
事業所名 弓場汽船株式会社
(三原市城町3丁目1-1)
事業名 高速船「ラビットライン」の運航
船旅活性化のため国土交通省が新たな観光需要の開拓を目指し期間限定で行った「船旅活性化モデル地区」事業として運行を開始。本四架橋以降、船便が減少を続ける中、国内外問わず「うさぎ島」として注目を集める大久野島に向けて、新規航路を開設。全国区でのネット予約・販売やJR西日本、広島県バス協会と連携し周遊パスでの乗船などを展開。31年度より「船旅活性化モデル地区」事業から一般旅客定期航路事業へと成長。
 
【受賞理由】
「うさぎ島」として注目されている大久野島に向けて新たな需要を取り込む事業で、多くの観光客を呼び込む経済効果は大きく、インバウンド旅行者のニーズ増加やSNS等で今後も成長が期待できる。
 
ページトップ